ある日の数学授業の一コマ
2021年3月5日 19時45分学年末考査も終わり、クイズ(?)のような授業がありました。
『一筆書き』ができる図形とできない図形の違いについて考えています。
端点や交点が、奇点と偶点に分かれることに気づき、奇点の個数が0個か2個のときのみ一筆書きできることを見つけました。これは、17世紀のケーニヒスベルクの橋の問題に由来し、数学的に考えるようになったものです。
また、あるクラスでは『地図の塗り分け方』には何色あればよいかを考えました。これは、1852年にロンドン大学の学生によって提起された『4色問題』というものです。証明はなかなか難しく、アメリカの2人の数学者によって、1976年に大型のコンピュータを用いて約1500時間をかけてされたといわれています。
さて、みんなは数学史の一端に触れ、刺激を受けることはできたでしょうか。